プログラミングの知識がなくても業務を効率化できる「ノーコードツール」。
導入する企業が増える一方、「始め方がわからない」「費用をかけたのに活用できず、やめてしまった」という声も少なくありません。
このプログラムでは、ノーコードツールの基本的な使い方から実践的な活用方法まで、専門家が伴走しながら丁寧にサポートします。県内事業者の皆様からの積極的なお申込みをお待ちしております。
プログラム概要
◆開催日程 | 令和7年8月~令和8年2月 |
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◆支援内容 | (1)事前セミナー 1回:さいたま市、熊谷市、川越市の3か所(集合) (2)ワークショップ 5回:受講事業者事務所または受講事業者指定の場所(個別) (3)事例共有セミナー 1回:オンライン(集合) |
◆受講料 | 無料(ノーコードツールのライセンス利用料金は受講事業者負担になります。) |
◆定員 | 50者(応募事業者の中から、審査を経て受講事業者を採択します。) |
お申し込み前に、必ず募集要項と審査基準をご確認ください。
プログラムの内容や応募資格、審査のポイントをご確認いただくことでよりスムーズなご応募につながります。
プログラムの3つの特徴

専属の講師が
現地サポート

業務で使えるアプリを
5回のワークショップで完成

気軽に相談できる
コミュニティ
プログラムスケジュール
事前セミナー実施会場
8月5日(水) | 川越市 | 会場:ウェスタ川越 会議室1 |
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8月7日(木) | さいたま市 | 会場:新都心ビジネス交流プラザ 4階会議室C |
8月22日(金) | 熊谷市 | 会場:熊谷市立商工会館 2階大ホール |
※開催時間は、全日程・全会場共通して14:00〜16:30(90分)で行います。
活用するノーコードツール
本プログラムでは、具体的な課題やご要望に合わせ、kintone(サイボウズ)、AppSheet(グーグル)、Power Apps(マイクロソフト)の3つのノーコードツールの中から最適なものをお選びいただけます。
事例でわかる業務改善とアプリ活用術
プログラミングの知識がなくても、ノーコードツールを活用すれば業務を大きく変えるアプリを開発できます。日々のルーティンワークを効率化し、生産性を向上させることは、DX推進にとって不可欠です。
埼玉県ノーコードプログラムを通じて、どんなアプリが開発できるのか、そして実際にDXを実現した企業の成功事例をご紹介します。
ノーコードで実現できる業務改善アプリの例
ノーコードツールを使えば、以下のような業務アプリを簡単に作成し、日々の業務を効率化できます。
アプリ名 | 概要 |
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業務日報 | 日々の業務内容、報告事項などを記載していくアプリです。 |
備品貸出 | 社内の備品管理を行うアプリです。利用状況(貸出可・利用中)がすぐに確認できます。 |
出退勤管理 | 勤務時間を記録できるアプリです。 出勤時刻と退勤時刻を入力すると、勤務時間を自動で計算します。 |
昼食注文 | 社員からの弁当注文を受け付け、発注データを管理します。 |
設備点検記録 | 日々の設備状況を記録することで異常発生時にも簡単に記録を振り返ることができます。 |
※自社の課題に対してアプリ開発を支援いたしますが、5回のワークショップでは、ご希望通りのアプリ開発は難しい場合もございます。限られた時間の中で、貴社の課題解決に繋がる実用最小限のアプリの開発を目指します。ワークショップを通じて、貴社にとって最適なアプローチを共に検討し、DXの自走化を支援させていただきます。
ノーコードツールを活用したDX推進事例(埼玉DX大賞受賞企業)
埼玉県内では、ノーコードツールを活用して業務改善を実現した多くの事業者様の事例があります。
鶴見製紙株式会社(kintone)
kintone導入により、紙ベースだった生産情報をデジタル化しました。製造データを即座に入力・自動集計することで、全従業員がリアルタイムで生産状況を把握可能。業務効率と技術伝承が大きく向上しました。
詳細はこちらをご覧ください:鶴見製紙株式会社 DX推進事例
株式会社真工社(AppSheet)
Google Workspace(AppSheet、スプレッドシートなど)の導入により、全社的な情報共有と業務効率化を推進。月に149時間の工数削減とペーパーレス化を実現しました。
詳細はこちらをご覧ください:株式会社真工社 DX推進事例
松本興産株式会社(Power Apps)
Power Apps導入により、社員が自ら約70個のアプリを開発し、約4,190万円の固定費削減と3万時間の作業を1万時間以内に短縮。業務効率化とDX人材育成を同時に実現しました。
詳細はこちらをご覧ください:松本興産株式会社 DX推進事例
募集概要
受講対象事業者
以下の要件を全て満たす者とします。
- 埼⽟県内に事業所を有する法⼈⼜は個⼈事業主であること。
- 公序良俗に対する違反等、法令順守上の問題を抱えていないこと。
- 代表者、または法⼈の役員が、暴⼒団等の反社会的勢⼒でないこと。
受講対象事業者数
50者程度
提出書類及び事務局からのヒアリングをもとに当事業参加について審査を行い、採択・不採択を審査します。審査実施後、採択結果を速やかに応募事業者へ通知します。
事業参加に係る留意事項
本事業の参加に際しては、以下の留意事項を理解した上で参加する者とします。
- ⾃社主体でノーコードツールを使⽤したアプリの作成を⾏う意識があること。
- ノーコードツールを活⽤してアプリ開発を⾏うプロジェクトチームを⽴ち上げること(経営層の理解・同意を含む)。 (本事業のワークショップは、当該プロジェクトチームに対して実施します。 )
- ワークショップを適切に実施できないと事務局が判断した場合、参加⼈数を制限する場合があること。
- 本事業の⽀援内容を理解し、実施に際して組織的な準備・調整、資料提供、事前セミナー及びワークショップ、事例共有セミナー受講時間の確保等の協⼒を⾏うこと。
- 本事業を通じて作成したアプリの概要部分(企業名、業務課題、作成内容(企業秘密部分は除く))や活動写真について、実施記録としての公開や広報使⽤を承諾すること。
- 作成したアプリの内容が、当初の想定と異なる場合があること。
よくある質問
個人事業主でもご参加いただけます。
受講対象事業者の採択は、本事業の実施効果をより高めることを目的として実施しています。採択結果に関する個別のお問合わせにはお答えできませんので、ご了承ください。
基本的には、1社1ツールの選定をお願いしています。ワークショップでは「企画 → 開発 → 運用 → 修正」というサイクルを短期間で回すことを目的としており、ツールを絞ることで、より深く・着実に活用スキルを習得していただけます。
可能です。ただし、オンライン接続に係るご準備などは受講対象事業者にて行ってください。
事前セミナーで3つのツール(kintone/AppSheet/Power Apps)の特徴をご紹介します。使用するツールは事前セミナー参加後に決定します。お悩みの際は申込フォームでは「検討中」をお選びください。
ワークショップは、社内でプロジェクトチームを編成してご参加いただくことが必要です。プロジェクトチームの人数は、同一メンバーで継続的に参加できる体制として、3~5名程度を推奨しております。
原則として、ワークショップは「受講事業者の事務所または指定の場所」で対面での実施を想定していますが、オンラインでの実施も可能です。
オンラインを希望される場合は、通信環境や接続準備は受講事業者側でご対応いただく形となります。
日程調整にあたっては、事前セミナーから二週間後を目途に、事務局より候補日を提示します。基本的にはその候補日にご参加いただきます。提示された日程での参加が難しい場合は、都度事務局と調整させていただきます。
ワークショップの実施時期は9月~翌年1月頃までを予定しており、概ね月1回のペースで全5回実施する想定です。
原則、全5回にご参加ください。ただし、一部日程はオンラインでの実施や個別調整が可能です。
完成したアプリはそのまま自社業務でご活用いただけます。
はい、問題ありません。この事業は他の補助金や支援事業と併用可能です。
(※但し、同一内容での重複補助はできません)。
本事業は埼玉県産業振興公社からの委託を受け、受託者が運営しております。公社は、中小企業 支援法に定める「指定法人」であり、「中小企業支援法」及び「中小企業支援事業の実施に関する基準を定める省令」により守秘義務が課されています。そのため、ご参加いただく皆様の機密情報やノウハウなどは厳重に保護されますので、ご安心してお申し込みください。